北京も初夏を迎え、街歩きによい季節となった。地下鉄の建国門駅から事務所のある恒基中心(ヘンダーソンセンター)まで雨上がりの夕方、歩いてみた。この界隈は、地下鉄駅の西側では第2環状線と長安街が交差し、東側には中国税関や中国粮油食品(集団)有限公司などの大きな建物が立ち並んでいる北京市の中央部である。
日頃、乾燥している気候のせいか、少し風が吹くと砂埃が気になる北京であるが、雨が降った後の新緑は美しい。水分をたっぷり吸った生垣や芝生、紅色のバラが鮮やかな花壇など手入れが行き届いた緑地帯は目を楽しませてくれる。オリンピックを控え、この間まで補修中であった歩道も新しいカラーブロックがはめ込まれ歩きやすくなった。
また、街を眺めていて思うことは、歩道に看板がないことである。民営企業が少ないことも一つの理由と思うが、街がすっきりしてますます緑の並木が生きてくる。聞いたところでは、今年の北京は例年より雨の日が多いとのこと。オリンピックの期間中、夕方、このようなひと時があればよいと思う。(剛) |